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ふたりの原点を思い出す。結婚記念日に観たい映画15選
―― 笑って泣ける“温度の高い”名作で、やさしい夜に
結婚記念日の夜ほど、
「ふたりで映画を観る」時間が本当に効いてくる日はない。
なぜなら、
夫婦の「現在の会話」って
- 仕事
- 家の管理
- 子ども
- 日程調整
- 生活の数字
に、どんどん侵食されていく。
恋人の時は
たくさん話したはずなのに、
結婚生活が積み上がると
“会話が必要な情報”に偏り、
感情の会話が減っていく。

記念日の映画は
感情のコンディションを整え直す
“ふたり専用の感情ルーム”
そこで選ぶ映画に必要なのは
「世界が美しい」で終わる幻想じゃなく、
“夫婦というチーム”が、もう一度信じられる温度
この“温度”の高さこそが
結婚記念日の映画に必要な軸。
今回は、そこだけを基準に15本を選んでいる。
▼入口の3本=まず「優しい笑いと調和」を取り戻す
最初の3作品は
いきなり泣かせる作品ではなく、
ふたりの空気を“ほぐす”役目に置いている。
泣く前に、笑う。
この順番が、結婚記念日の夜は絶対にいい。
1)マイ・インターン
夫婦という構造を
「夫婦=恋愛の延長」ではなく
「夫婦=人生の相方」
という定義に引き戻してくれる。
この映画を冒頭に置く理由は、
落ち着いた大人の幸福の描き方がとても上手いから。
最初にこの作品を置くと
夜の空気が一段柔らかくなる。
2)ラブ・アクチュアリー
視点の多さ、感情の種類の多さ。
愛って「一種類じゃない」ことが、
この映画では自然に理解できる。
夫婦で観ると
“愛の種類”を比較する頭になる。
自分たちは、どのタイプに近い?
この会話が、一番価値がある。
3)ハワイアン・レジェンド
南国の空気は、
夫婦の“力の入っている肩”を解いてくれる。
派手さはない。
でも“この空気で今日を終えたい”と思わせてくれる。
夫婦で観ると
旅行の話が自然に出る。
「また行きたい場所がほしいね」
これが、結婚記念日の「未来」ベースの会話。
▼この3本で夜の温度をつくる
ポイントは
● 静か過ぎない
● 騒がし過ぎない
● “幸福感のある笑い”がある
ここがそろうと
この夜の「感情の循環」が良くなる。
この3本は、
この後の深い3本に接続できるための
“夫婦の準備運動”の映画。
2回目では
ふたりを丁寧に深部に戻していく6作品(4〜9) を扱う。
ここからが
結婚記念日の夜で一番価値が高いゾーン。

ここからの6本(4〜9)は
「夫婦の深部」を静かに揺らす映画。
“思い出の棚”を静かに開けて
ふたりの根っこに触れる作品だけを並べます。
4)ブルーバレンタイン
夫婦の映画の代表として語られることが多いけれど
「夫婦はこうあるべき」という結論を押し付けない。
ふたりの関係には
“なぜか分からない、綻び”がある。
この映画はそこを
過度に説明せず、
丁寧に断面だけを見せる。
感想を語る時
言語化できない部分が必ず出る。
そこに価値がある。
夫婦で観ると
「言葉にしづらい違和感を手放す訓練」になる。
5)君が生きた証
夫婦はときどき
“共有しきれない痛み” に向き合う。
夫婦は家族だけど
完全に同じ生き物ではない。
一緒にいるからこそ
“同じ痛み”だと思い込む。
でも、違う。
その「違う」を否定しない映画です。
6)アバウト・タイム
人生で後悔がゼロになるなんて無理。
でも
「今日をどう積み重ねられるか」は
夫婦次第。
この映画を結婚記念日に観ると
ふたりの時間の価値がグッと上がる。
泣くほど優しい。
7)ラ・ラ・ランド
大人の恋は
何を“選んだか”で
何を“失ったか”が決まる。
夫婦になるって
恋をゴールしたんじゃなく
選択の連続を共有する生活。
ラスト10分の感情の揺れは
夫婦の夜に合う。
8)世界一キライなあなたに
愛の形は正解が一つじゃない。
「こうすべき」は外から決められない。
この作品は
“結末の見え方”が人によって違う。
夫婦で観たあと
価値観そのものの話が始まる。
9)50回目のファースト・キス(洋画)
記憶が毎日消える女性と、
毎日恋をし直す男性の話。
「毎朝、もう一度好きになる」は
フィクションに見えるけど
“夫婦の本質”だと思う。
記念日じゃなくても
夫婦は
毎日「再構築」してる。
映画やドラマの最新配信状況を知りたいなら 最新配信スケジュールまとめ をチェック。視聴サービスごとの配信日や終了日がひと目で分かります。
初めての方は VODサービスの選び方ガイド もおすすめ。無料期間や作品数を比較して、自分に合ったサービスを選べます。
この6本は
“思考”じゃなく
“感情”を揺らす作品。
そして
この6本を通過すると
夫婦は、毎日ほんの少しずつ再定義し続けていい
という視点になる。

次の第3回では
10〜12の厳選3本を紹介しつつ
自然な流れで
“作品を観られる配信サービス”を
違和感なく案内します。
※3回目で
U-NEXT / Hulu / Amazonプライム / mieru-TV
への自然な動線を組み込みます。
ここからの3本(10〜12)は
“夫婦で一緒に言葉が増える映画”だけを並べます。
「観た後に、ふたりの会話量が1.3倍になる」
そんな“余韻の伸び”が強い3本。
10)マイ・インターン
70歳のベンが、若くて強いCEOジュールズの会社にやってくる。
この映画の魅力は
役割の逆転が起きるところ。
年齢・経験・成功…
その“肩書き”とは別の場所に
人の尊厳がある。
夫婦で観ると
「自分の強みって、相手にとって何?」
と、自然に会話が始まる。
ここは“今日の夫婦の議題”にしてもいいほど
語りやすい普遍テーマです。
11)パーム・スプリングス
タイムループのラブコメ。
でもラストに
結婚生活のメタが入ってる。
・同じ景色
・同じパターン
・同じリアクション
結婚生活は
“変化が少ないように見える日々”が積み重なる。
その中で
「自分たちのふざける余白」を何にするか
この映画はそれを問う。
笑えるのに
ちゃんと夫婦に刺さる。
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さらに迷ったときは AmazonプライムとU-NEXTの比較記事 で違いを確認して、自分に合った方を選びましょう。
12)パーソナル・ショッパー
これは直接の夫婦映画じゃない。
でも「結婚記念日」に効く。
理由は一つ。
パートナーは“感情の翻訳機”にはならない
という根っこが見えるから。
相手の感情を、
全部読み取れると思っていると
ズレる。
この映画の空気感は
“説明じゃなくて余白”で関係性を描く。
夫婦の夜に合うのは
まさにこの静かさ。
▼ここで、作品の“観られる場所”の話
映画の価値は
観た後に、ふたりが“続きの会話”を出来るかどうか。
だから
「今すぐ観られるか」は重要。
いまの主要なサブスクだと
ラブコメ・人生ドラマ系の在庫と回転は
U-NEXT が一番強いです。
特に夫婦で観るジャンルはU-NEXTの保有本数が安心感ある
新しめも、ちょうど良い古典もある。

そして
軽くて明るい“イベント系の夜”なら
Amazonプライムは気楽。
「少しだけ観る」
「とりあえずリストに入れる」
この“気軽さ”の設計が強い。
さらに
社会派・ドキュメンタリー含めた
リアルな質感で観たい夜は
Hulu が合う。
ニュース/ノンフィクションと物語の距離が近い
ので、夫婦の価値観トークが自然に始まる。
ここまで読むと
「配信ひとつで“夜の温度”が変わる」
ことに気づける。
次の第4回では
13〜15の締め3本+
“mieru-TV” の使い方を
違和感ゼロでつなぎます。
ここからの3本は
“人生の長さとやさしさ”を
同時に思い出させてくれる映画です。
13)最高の人生の見つけ方
人生の後半…
やり残しのない人生は存在しない。
でも
誰かと一緒に“やり残しを減らす夜”は作れる。
夫婦で観ると
「まだ間に合うこと」は
いくつも見つかる。
14)私の頭の中の消しゴム
夫婦にとって
いちばん尊いのは
覚えていること ではなく
忘れずにいようとする意志
この映画は、それを残酷に美しく描く。
観た夜は
“いまこの1分の尊さ”が増える。
15)シェイプ・オブ・ウォーター
普通じゃない。
社会はそう言う。
でも夫婦は
普通じゃなくていい。
ふたりだけに通じる言語
ひとつあれば、成立する。
結婚記念日に観る意味は
ここにある。
▼ラスト:視聴ラインの“使い分け”について
ここまで
「夫婦の夜の温度」を基準に作品を並べました。
では実際に、見たい1本を今日決めたとして。
●“観れるかどうか”を先に確認する
これは、夜の満足度を上げるだけでなく
時間の節約になる。
たとえば
最新〜古典まで回転が早いのは U-NEXT。
一本釣りで明日観たい時は Amazonプライム が楽。
ニュース・社会派の空気も味わいたい夫婦は Hulu が噛み合う。
作品によって
“置いてある場所”が違う。
だから
一度“自分たちの夜に合う保管場所”を
把握しておくと、
夫婦の映画夜は一気に快適になります。

●単発レンタルの夜も強い:mieru-TV
もう一つだけ。
イベントの日の映画って
“この1本だけは今日絶対観たい”
こうなる日がある。
そういう時は
mieru-TV のような“単品レンタル”が
夜の満足度を上げる。
わざわざサブスクの枠を気にしなくていい。
「記念日」の夜って
むしろこの柔軟さが効く。
▼まとめ
結婚記念日って
“夫婦生活の中に挟まってる1日”じゃなくて
ふたりの未来の手触りを
もう一度、丁寧に確かめる時間
映画の力は
“思い出すべき言葉”をそっと置いてくれること。
今日の1本で
今のふたりの“温度”が
少し上がる夜になりますように。
よくある質問
この特集は、どういう観点で選んでいる?
情報ではなく感情の会話が戻る一本を基準にしています。
重い恋愛ドラマは入ってる?
どんな効果が期待できる?
観たあと、何をすればいい?
仕事や家の用事で疲れた夜でも観れる?
視聴時のおすすめ設定は?
どのサービスで観ればいい?
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【経歴】
早稲田大学 文化構想学部
卒業後5年間、大手動画配信プラットフォームで編成・ライセンス担当
2020年よりフリーランスとして独立
VOD比較サイト「dokovod.com」を開設・運営
【専門分野】
VODサービスの料金・画質比較
HDR/Dolby Atmosなど最新視聴環境の最適化


